赤羽橋駅4分 麻布十番駅6分 曽根田歯科診療室 麻布十番・赤羽橋
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🦷 インプラントの寿命は何年?|長持ちさせるための3つのコツ
インプラント治療を検討されている患者さまから、「インプラントはどれくらい持つのですか?」というご質問をよくいただきます。 結論から申し上げますと、インプラントの生存率に関しては、**10年で98.8%、20年で93.3%**という非常に高い数字が報告されています。 これは、適切なケアと定期的なメンテナンスを行うことで、インプラントが長期的に安定して機能し続ける治療法であることを示しています。
この記事では、最新の研究データをもとにインプラントの寿命について解説し、長持ちさせるためのポイントをご紹介します。
インプラントの寿命に関する信頼性の高い研究として、以下の2つのデータがあります。
引用: Buser D, Janner SF, Wittneben JG, Brägger U, Ramseier CA, Salvi GE. 10-Year Survival and Success Rates of 511 Titanium Implants with a Sandblasted and Acid-Etched Surface: A Retrospective Study in 303 Partially Edentulous Patients. Clin Implant Dent Relat Res. 2012 Dec;14(6):839-851. doi: 10.1111/j.1708-8208.2012.00450.x.
Roccuzzo A, Imber JC, Marruganti C, Salvi GE, Ramieri G, Roccuzzo M. Clinical outcomes of dental implants in patients with and without history of periodontitis: A 20-year prospective study. J Clin Periodontol. 2022 Dec;49(12):1346-1356. doi: 10.1111/jcpe.13716.
当院でも、Roccuzzoらの研究で使用されているストローマン社製のインプラントシステムを採用しており、 信頼性と長期安定性の高い治療を提供しています。
インプラントの寿命を短くしてしまう要因として、以下の点が挙げられます。
インプラントは虫歯にはなりませんが、インプラント周囲炎にはなります。 歯科医院での定期的なクリーニングやチェックを受けることで、異常の早期発見・予防が可能です。
噛み合わせの微妙なズレが積み重なると、インプラントに余分な負担がかかります。 歯ぎしり・くいしばりがある方には、ナイトガードの装着をおすすめすることもあります。
歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロス、必要に応じて電動ブラシを使用しましょう。 セルフケアの継続が、インプラントの寿命を左右します。
当院では、インプラント治療を長く安心して使っていただくために、以下の点に力を入れています。
インプラントは保険適用外の自由診療ですが、 10年・20年と長く快適に使い続けることができれば、その価値は計り知れません。
「高い治療費」ではなく、「将来への自己投資」として捉えていただけると、インプラントの本当の意味が伝わるはずです。
インプラント治療をご検討中の方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。 あなたのお口の健康を、私たちがしっかりとお守りします。
監修
麻布十番・赤羽橋 曽根田歯科診療室
院長 曽根田皓士