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歯の生える順番が数百万年ぶりに変化中!?
昨年歯科雑誌に記載されていた、大阪歯科大学名誉教授 有田憲司の投稿になります。
2018年の小児歯科学会が行った全国調査結果が変化しているとのこと。
こちらは80年前と30年前にも同じような調査がされていますが、その間にも変化しているとのこと。
☑︎乳歯の生える時期が2ヶ月弱早くなった
☑︎第一大臼歯(永久歯の奥歯)よりも前歯のほうが早く萌出するようになった
☑︎第二大臼歯の萌出完了が遅くなり大人の歯並びの完成時期が遅くなった
この第一大臼歯よりも前歯の萌出時期が早くなったのは人類史では初めて(!?)の事のようで、そのような変化がわずかこの30年で起こっております。
奥歯の生え変わりが遅いことは、硬いものを食べるという意味では不利だったものですが、現代の食生活で不要?になってきているのかもしれません。
また先天的に永久歯がない子も10人に1人という割合になっており、顎の変化だけでなく歯の変化(進化?退化?)も顕著になってきているようです。