赤羽橋駅4分 麻布十番駅6分 曽根田歯科診療室 麻布十番・赤羽橋

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インプラント治療は、失った歯を補う有効な方法ですが、長く使い続けるためには「治療後の管理」がとても重要です。
その中でも注意すべきなのが「インプラント周囲炎」です。
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、インプラントを長持ちさせるうえで非常に重要なポイントになります。
以下に当てはまる方は、インプラント周囲炎のリスクが高い可能性があります。
☑ 歯ぐきから出血することがある
☑ インプラント周囲に違和感がある
☑ 歯ぐきが腫れている・赤い
☑ 口臭が気になる
☑ インプラントの周りに食べ物が詰まりやすい
☑ 定期検診をしばらく受けていない
☑ 自己流の歯磨きになっている
☑ 喫煙習慣がある
☑ 過去に歯周病と診断されたことがある
👉 1つでも当てはまる場合は、早めのチェックをおすすめします。
インプラント周囲炎は初期には自覚症状が少ないため、
「気づいたときには進行している」ことも少なくありません。
インプラント周囲炎とは、簡単にいうと
👉 インプラントのまわりで起こる歯周病のような病気です。
最初は歯ぐきに炎症が起こるだけですが、進行するとインプラントを支えている骨が徐々に溶けてしまいます。
つまり、
・初期:歯ぐきが腫れる、出血する
・進行:骨が減る
・重度:インプラントがグラつく
という流れで進んでいきます。
2018年の国際的な分類でも、インプラント周囲炎は
👉「インプラント周囲の炎症と、それに伴う骨の喪失」
と定義されています。
Berglundh T, et al. J Clin Periodontol. 2018
インプラント周囲炎は決して珍しいものではなく、
おおよそ10〜20%程度の方に起こると報告されています。
そのため、
👉「インプラントは入れたら終わり」ではなく
👉「入れてからが重要な治療」
と考える必要があります。
ここがとても大切なポイントです。
インプラントは見た目は歯に似ていますが、実は構造が大きく異なります。
天然の歯には「歯根膜」というクッションのような組織があり、
・細菌への防御
・噛む力の分散
・血流による回復力
といった働きをしています。
一方、インプラントは骨と直接結合しているため、
・防御機構が弱い
・血流が少ない
・炎症が広がりやすい
という特徴があります。
そのため、
👉 一度炎症が起こると、天然歯よりも早く進行することがある
とされています。
最も大きな原因は
👉 細菌(プラーク)です。
歯と同じように、磨き残しがあると細菌が増え、炎症が起こります。
これについては研究でも
👉「バイオフィルム(細菌のかたまり)が主な原因」
と明確に示されています。
・歯周病の既往
・歯磨きが不十分
・定期検診を受けていない
・喫煙習慣
・清掃しにくい被せ物
特に、
👉 メンテナンスを受けていない方はリスクが高くなる
ことがわかっています。
初期はほとんど自覚症状がありません。
進行すると以下のような症状が出てきます。
・歯ぐきの腫れや出血
・違和感
・膿が出る
・ポケットが深くなる
・骨が減る(レントゲン)
インプラント周囲炎は、進行すると骨が失われ続けます。
その結果、
・歯周炎と同じ症状が生じる
・最終的には撤去が必要になる
ケースもあります。
また、骨の吸収は
👉 周囲全体に広がるように進行することがある
と報告されています。
重要なのは「早期発見」です。
この段階であれば、
・クリーニング
・セルフケアの改善
で改善が期待できます。
👉 この段階は元に戻せます
骨が減ってしまうと、
👉 完全に元の状態に戻すことは難しい
とされています。
そのため
・外科的治療
・感染部位の除去
が必要になることがあります。
インプラント周囲炎は
👉 予防できる病気です
特に重要なのは、
👉「粘膜炎の段階で止めること」
とされています。
・毎日の丁寧な歯磨き
・定期メンテナンス(3〜6ヶ月)
・噛み合わせの管理
・禁煙
当院では、
👉「インプラントを入れること」ではなく
👉「長く安定して使うこと」
を最も重視しています。
そのため、
・精密な診断
・噛み合わせの設計
・信頼性の高いストローマンインプラントの使用
・継続的なメンテナンス
を徹底しています。
インプラント周囲炎は、
👉 誰にでも起こりうるが、防ぐことができる病気です。
そして、
👉 進行すると元に戻すのが難しい病気でもあります。
だからこそ、治療後のメンテナンスが非常に重要です。
麻布十番・赤羽橋・港区でインプラント治療やメンテナンスをご検討の方は、お気軽にご相談ください。